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4人のあゆみ

久しぶりにブログを書きます、にさわまほです。3回生になってしまいました。


柴幸男「あゆみ」をはじめて観たのは、一昨年の同志社小劇場のイブ企画、長編ver.は劇団しようよさんの公演でした。

イブ企画で上演したのは短編で、ミキちゃんとあゆみちゃんを巡る短いお話があっさりと演出されていて、「洗練された」印象を受ける公演でした。
劇団しようよさんの公演は出演者全員が男の「あゆみ」で、なのにあたたかくやさしく、笑いもあってとても素敵な作品でした。
ぜったい元気が出るだろうなと思って行ったら案の定、感極まりすぎて冒頭から大泣きして最後まで泣きっぱなし、終演後、出演されていた同志社小劇場OBの金田一央紀さんに「あなたずっと泣いてたでしょ」と言われてしまったのが思い出深い(?)です。


同志社小劇場の「あゆみ」は、いままで見たどの「あゆみ」とも違った作品になりそうです。

出演者は、女性4人+男性3人。

女性4人はどことなく雰囲気が共通している役者な気がします。見た目だとか、声の出し方だとか、芝居の空気感が、少しずつ似てる。似ているようでタイプは違うので、 癒し担当/元気娘/ヒロイン格/リーダー役 と分かれる気がしてます。(個人的観測) 誰がどれかは見てのお楽しみ。
男性3人は、主に 父親/憧れの先輩/夫 の3役で分かれてますが、みんな味があって面白い。

演出は、予想以上にポップ。ぱっと見はふんわり可愛めで、でも遊びもあって。小道具ナシ、衣装替えナシと、結構シビアな環境で芝居してます。ほぼ身一つで演じている役者の体当たりっぷりを見てほしいです。


ちょうど本番一週間前。

衣装も決まり、舞台美術も決まり、音響や演出が定まってきた今、ようやく、「あゆみ」という芝居が大好きになりつつあります。
脚本を出した段階ではまだどんな公演になるかよくわかっていなくて、ただ過去に観劇した記憶だけで、なんとなくいい作品だなと思っていて。

自分の人生を、過去も、現在も、未来も含めて見つめ直すことができるお芝居って、なかなかない気がします。生まれてから死ぬまで、4人で分担はしているけど、すべて演じることができるのはほんとうに、しあわせなことだなぁと。

たいせつに演じたい。今、とても強く思いました。客席にいる何人もの「私」が、舞台の上に人生を垣間見ることができるように。


あしたは5週目通し。
とりあえずひとっ走り、駆け抜けてきます。
小ホールでお会いしましょう!

にさわまほでした。

キャリー

こんばんは。
小劇場所属のヤマモトです。

今回は、『あゆみ』劇中で描かれるいじめのシーンについて書きます。といってもネタバレはしないよう、軽く触れる程度に留めますのでご安心ください。

劇中、主人公の“私”が同級生たちのいじめに加担してしまうシーンがあります。
それは、客観的な軽い思いの基準でいえば、“軽い”いじめ、といえるかもしれません。
ですが、僕自身、ああいったいじめをする側される側両方経験したことがあるため、台本を読んだ段階でも、心が痛み、苦しかったです。
リハーサル練の段階でも、そのシーンが出た瞬間、嘔吐感を覚えるほど心苦しさを感じました。

おそらく今回の作品を観劇された際に、僕と同じような印象を受けてしまう観客の皆さんがいらっしゃるのでは…と思いました。

いじめに軽い重いはありません。みんなに血が吹き出るまで殴られることも、みんなに無視されることも、両方同じいじめなんです。そこに程度の差はなく、それは長く深い心の傷として残りつづけます。

ですが、だからといって、いじめに加担した“私”が悪かといえば、僕はそれに関しても明言したくありません。
『いじめを見て見ぬ振りした人間も同じ罪』といった考えがありますが、その時いじめに加担しなければ自分が責められ、自分がいじめの標的にされてしまう…そうなればいじめに加担してしまうのは仕方ないことで、それに対し責務を問うのは酷だと感じます。

もちろん、いじめは悪です。
しかし、いじめは絶対になくならない、人が共生する限り、いじめの連鎖は消えることはないんです。

だからこそ物語でいじめ問題について描くことは難しいと感じるのですが、本作ではその“いじめ”に対して、ひとつの解決及び終焉を描きます。
これに対し、個人的には、こんなのなんの解決にもなってない…!と感じると同時に、でもこの方法しかないよな…とも感じました。

みなさんも是非ご観劇して、自分なりに判断してみてください。

ではまた。


ロッキーザファイナル

こんばんは。
小劇場所属のヤマモトです。

今回は『あゆみ』が生きていくことの物語ということにちなみ、自分が理想とする【生き方】、そして、自分なりに演技について書きたいと思います。

自分の理想のヒト、こうなりたいというヒトは、シルヴェスタースタローン、です。彼の生き方で一番憧れるのは『周りの評価を気にしない』『自分の価値を信じ続けている』部分。

スタローン、というと、おそらく一般的にはランボーやロッキーの役者…というイメージなのではないでしょうか。つまり、バカ筋肉アクションスター…といった捉え方がわりと定評なのかな…と感じています。
それは一方で当たっており、史上最低の映画作品を決める『ラジー賞』という賞で、彼は何度も主演男優賞にノミネートされています。作品賞としては、ロッキーやランボーのシリーズも過去にノミネートされていました。そして、彼はロッキーやランボー以降、作品も当たらず、演技も認められず、評価されずという不遇の時代を送ることになります。

確かに、彼はそこまで賢く人生を歩んでいないかもしれません。
ですが彼は誰よりも映画が好きで、そして誰よりも映画の価値を信じ続けているヒトなんです。

それを知ったきっかけは、『ロッキーザファイナル』という作品を見たときでした。
スタローンはインタビューで『またロッキーか、とバカにされるのはわかっていた。でも50歳の今、どうしてもこれをやりたかったんだ』と語っています。
ロッキーザファイナルのロッキーは、ボクサーを引退した【過去のヒト】。過去の栄光を経営するレストランの客に語りかける…という毎日を送っています。そんな彼が、再びボクサーとしてリングに立つんです。バカにされ、非難されながら、それでも地道にトレーニングを積み、リングに立ち、彼は最後まで立ち続け、戦い続けます。
それは、役者として不遇な時代がありながら、そして現在でも筋肉役者というある種の差別的評価を受けていたとしても、『言いたい奴には言わしておけ。俺の価値は俺自身がいちばんよく知っている。俺は凄いんだ』と信じて生き続けているスタローンそのものなのです。

スタローンはお世辞にも演技がうまいとは言い難いものはありますが、しかし彼の演技は人を感動させるものがあります。彼の歩んだ軌跡や培ったものがそのまま彼を表現しているからだ…と、僕は思います。

今回、役者参加として、微力ながら参加させていただいてます。演技、という面に関していえば、みなさんとても素晴らしくレベルが高く、自分も追いつきたい一心で自分なりに少しずつ、努力しているつもりです。

ただ、一方では、スタローンのような自分の生き方をそのまま表現するような正直さも忘れてはいけないな…と思っています。どう思われたとしても、皮を剥がし切った自分というものを表現することが、自分自身にとって、そしてこの作品にとって最善の表現の仕方なんじゃないかな…と思うからです。

長くなってしまいましたが、自分なりに一生懸命、自然体で頑張りますので、みなさん是非ご観劇ください。





同志社小劇場4月新歓公演「あゆみ」公演情報

同志社小劇場4月新歓公演
「あゆみ」
作・柴幸男 演出・市毛達也

日時:4月22日(金)19:00
    4月23日(土)14:00/18:00
    4月24日(日)14:00

場所:同志社大学新町別館小ホール

料金:前売り300円
    当日 500円
    新入生無料!(大学不問・要証明)

あらすじ
母親に手を引かれて歩いた道。
友達と笑いながら帰った道。
憧れの先輩を追いかけた道。
一人暮らしの家への帰り道。
恋人と喧嘩して別れた道。
娘の手を引いて歩いた道。

ある町に生まれて育った「私」の一生を、最初の一歩から最後の一歩まで。
「あゆみ」長編verをお届けします。

《Cast》
片岡優貴、国部夏帆、にさわまほ、南みな子、市毛達也、かわさきゆうすけ、山本宗麻

《お問い合わせ》
Twitter:@Dshogeki
Mail:dshogeki@gmail.com
予約フォーム:http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=e96602aeae


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なやみごと

こんばんは、ぽりここと国部です。

さて、私事ですが最近の悩み事はバイトと勉強とサークルと演劇との両立です。毎日ある稽古とバイトに追われて、サークルには顔出せてないし勉強なんて全然してない……。でもこの悩みってものは、実はちょっとした快感でもあるんです。

去年までの、中高生の時期はなにかを一生懸命やることがなく、テキトーに生きてました。そのせいかその頃のことが、最近ぽつりぽつりとしか思い出せません。そんな自分が嫌で、変えてやろうと大学へ来ました。なけなしのコミュ力を駆使して友達を作り、イケメンの先輩を追っかけてサークルに入り、前々から興味のあった同志社小劇場に突撃して役者をやって……。いろいろ苦労もあったけど、この1年は今までとは比べものにならないくらい充実した楽しい日々でした。全然成長していないつもりでいても、1年分歩いたわたしは前とは明らかにちがう“自分”であって、あゆみを進めていけばいくほど自分は少しずつ確実に変わっていく。最後の一歩を踏み出すまで変化し続けるなんて、人間ってホントおもしろいですね。

あぁ……なんか…まとまらない……筆無精はそろそろ黙ります。

自分のことを長々と書いてしまいましたが、結局のところ、見に来てくださった方が、自分の人生についてほんの少しでも考えるきっかけになれば、それでわたしはうれしいです。
プロフィール
京都の学生劇団、同志社小劇場のブログです。

同志社小劇場

Author:同志社小劇場
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