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苦手と好きって真逆じゃないですよね。

和田見さんからブログが回ってきて、随分経ってしまいましたが、今回はちゃんと書きます。
(前回の新歓公演のブログ、書かなくてごめんなさい、、)
同志社小劇場2回生の所美華です。
和田見さんが私のことを“ストイックアイドル”(?)なんて称してくれましたが、とんでもない。ストイックな人なら、ブログが回ってきたらすぐに書くはずでしょう?


なぜ私がブログを書かないのか…それは書くということが得意でないからです。というか、私はコトバというのがすこぶる苦手でして。
最近も演出さんに「貴方の役は主人公のことをどう思ってるの?」と聞かれた時、上手く答えることができませんでした。
本当はもっといろんなことを考えているのに、それがコトバという形になってくれないのです。喉の奥に何かが詰まっているような感覚で、もどかしくなります。

演出さんの質問に上手く答えられなかったことが悔しかったので、私の考える自分の役の人物像を一度書き出してみようと試みたのですが、諦めました。
いや、諦めたというよりは、それが無意味であることに気がついたのです。
私の持っている拙いコトバたちでは、とても1人の人間を表現することはできない、と。

コトバは有限です。
この世には、名前のつかないものの方が多いと思います。
特に人格や感情は、コトバで表せないものがほとんどではないでしょうか。
だから私は、自分の役を私のコトバで縛りつけないことにしました。コトバにしたら、彼女が人間らしさを失う気がしたのです。


そんな苦手なコトバを、すごく素敵だと思う瞬間があります。
それは、コトバを上手く使いこなす人たちの表現に出会ったときです。
彼らは、私以上にコトバをたくさん持っているのはもちろん、有限のコトバを操り無限に表現します。

例えば、今公演にも登場する、翻訳という仕事を受け持つ方の場合。
私が感動したのが、有名なミュージカル映画の題名、“Singin' in the Rain”。
馬鹿な私でも訳せるほど、簡単な英語です。「雨の中で歌う」とか、そういう意味でしょ?
その映画の日本語の題名は『雨に唄えば』。
とても素敵だと思いませんか?私はとてもじゃないですが、そんな訳し方できません。

そして、今公演の主人公であるフランツ・カフカもコトバの名手です。
劇中、何度かカフカの小説を朗読するようなシーンがあるのですが、それがすごく素敵で、ドキドキ、ゾクゾクします。(ああ、語彙力、、)
彼の力強さと儚さが伝わってくるようなコトバたち。
皆さんにも、是非この感覚を味わっていただきたいです。


さて、長々とすみませんでした。なんせコトバが苦手なものですから…
とはいえ、私も役者の端くれです。コトバにできない人格や感情を、セリフというコトバに乗せて、皆さんに届けられますよう、頑張ります。
(もちろん、セリフ以外にも表現するところはあるわけですが、、)
7月6日から8日まで、同志社大学新町別館小ホールにて、カフカの世界を体感しに、是非お越しください。お待ちしております!
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