FC2ブログ

単位を訪ねて三千里

小劇場昔話1 単位取りじいさん

昔昔あるところに、頬に大きな≪単位≫という名のこぶを持つ、二人のおじいさんがおりました。一人目のおじいさんはとってものんきで温厚な性格で、頬にある≪単位≫のことなど全く気にしません。一方、二人目のおじいさんはいつも≪単位≫のことでイライラばかりしていました。
ある日のんきなおじいさんがキャンパスで木を切っていると、雨がポツポツポトポト、おじいさんは慌てて木のうろに潜って雨宿り、そのうちウトウトと寝入ってしまいました。
さておじいさんが起きてみるとあたりから賑やかなお囃子の声が聞こえます。様子をうかがってみると、なんとこのキャンパスに住む教授たちがお酒を飲んで楽しそうに踊っていたのです。あまりに楽しそうなものですからおじいさんもついつい飛び出してピーヒャラドンドン、教授たちもおじいさんに気が付いて、おじいさんの踊りがとっても上手なものでしたから、教授たちも気に入りみんな一緒になって踊ったりしました。
朝になって教授たちが授業に出ようとすると教授たちはおじいさんに明日もまた来るように言いつけ、そのためにおじいさんの右頬の≪単位≫を取り預かってしまいました。単位を取られたおじいさんは「おおっ、単位がない」、傷も痛みもなく≪単位≫はなくなっていたのです。

さてこの話を聞いた二人目のおじいさんは≪単位≫を取ってもらおうとキャンパスへ向かいました。しかし、おじいさんは教授達の怖い顔を見て戦々恐々、震えながら踊ったため、ちっともうまく踊れません。そのため教授達は怒ってさっさと帰れと、おじいさんの左の頬に≪単位≫をくっつけてしまいました。そうして二人目のおじいさんは≪単位≫を二つにして泣きながら帰ってきたのでした。

~この話から得られる教訓~

温厚な人間ほど単位を落すものである。


小劇場昔話2 単位がころりん

昔々あるところに心の優しいおじいさんがおりました。ある日おじいさんがキャンパスへ芝刈りに行き、一休みにとおばあさんの作ったお弁当を広げると中から単位がポトリと転がり落ちまてしまいました。単位はコロコロ山を転がり、おじいさんはあわてて単位を追いかけましたがついに単位は穴の中へ落ちて行ってしまいました。
おじいさんが穴をのぞくと、「単位がころりん、うれしいな」と中から楽しそうな声が聞こえてきます。おどろいたおじいさんが残りの単位を落してみるとさらに楽しそうな声が聞こえてきました。
気になったおじいさんが穴へ潜ると、中にはたくさんの教授がいました。教授たちはおじいさんはお礼をいい、それを聞いたおじいさんはそれから毎日単位を落すようになりました。

ある日、教授たちが穴から出てきて、お礼の品としておじいさんに箱を差し出しました。家に帰っておじいさんが箱を開けてみると、なんと中には「卒業認定」が入っていました。こうしておじいさんとおばあさんは幸せに卒業しましたとさ。

~この話から得られる教訓~

しかし、温厚な人間は単位を取り戻せる。


……この文章を読んで気分を悪くする方がおりましたら、非常に申し訳ありませんでした。以上のものは瀕死の大学生の今際の戯言ですので、このような者は勝手に消えゆくのみでございます。どうぞ気を軽くしてなんなりと……
では、次のブログは、みかんにバトンタッチをしたいと思います。やりにくいとは思いますが、よろしくお願いいたします。
失礼いたしました。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
京都の学生劇団、同志社小劇場のブログです。

同志社小劇場

Author:同志社小劇場
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる