FC2ブログ

ゲゲゲの演出日記 第六回「ゲゲゲの三点リーダー」

ゲゲゲの演出日記 第六回「ゲゲゲの三点リーダー」

調べてみるとほうれん草が枯れたのはぼくのせいじゃなくて気温のせいだ、と気づきました。自意識過剰でしたね。
ここに来て、少しずつだけど、色々演出が変わったり、忙しなくなってきました。常にみんなバタバタ、本番が近づいてるなという風物詩です。


世の中にはさまざまな芸術が溢れてますね。絵画や彫刻、絵を入れてもいいなら漫画や図形とかも含まれて、世界には芸術が溢れてますね。SNSなどを使って漫画や自分の絵を発表したりして、様々な芸術に目を向けなくても、みることができる現代です。そんな中、演劇はとても不便というか、現代に流行るにはお手軽さみたいなものはたりないですよね。宣伝もしづらいし、見てもらうためには時間を指定して、さらにその時間をずっと席に拘束する。もちろん、それだけの価値があるという評価を受けて、チケットが取れない劇団なども多いと思います。そんな中で、学生劇団の団員の端くれのぼくに何ができるのか。演劇の発展とかそういう話じゃなくて、これだけ芸術みたいなものを簡単に楽しめる時代に、ただでさえ手軽さがない演劇を発表する意味ってなんだろう。その上、もうすでに上演されてるものを表現することは世界にとって何の意味があるのだろう。



もちろん演劇は生で見ることにかなりの価値があると思うし(映像でも楽しめるが)、演劇が時代に取り残されてたとしてもこれだけ面白いものがなくなるなんてことはないんじゃないかって思います。ぼくらが演劇をすることで、演劇という文化に触れた人、つまり自分達、が増えているという意味では、もしかしたら良いことなのかもしれない。でも、そういうことじゃなくて。単純に自分たちが演劇をやることが、人の想いを表現することが、何の意味があるのだろう、と。結局嘘と言ってしまえば嘘だし、自分たちが考えた戯曲ではないので、自分たちの感じたことを表現してるわけでもない。


現代は、僕らが生まれた世界は大体のものがある程度の水準まで整備されていて、僕たちがどうにかしなくちゃいけないものって、当たり前だけど、昔に比べてすごく少ないんじゃないでしょうか。もっと発展できるのかもしれないけど別に今のままでも何も困らない時代なのかも。だからこそ、自分の存在意義を見つけづらい時代だと思うんです!発展のために自分が犠牲にならなければ、みたいなことって少なくともぼくが今まで生きてきた中であんまり見たことがないんです。でもきっと、犠牲になる、という存在意義は自分の人生をきっと誇らしいものにしてくれると思うし、ある意味犠牲になると覚悟することはその後の人生を逆に豊かにするのではないかなって思うんです。


そういった、ある種危機感が生み出す存在意義が見つかりにくい時代に生まれ、演劇をしている自分。結局ぼくは存在意義が欲しくて欲しくてたまらないのだろうと思います。誰かに必要とされたり、自分が人生をかけてなにかを成し遂げたりしたい。もしかしたらぼくはそういうことに命を燃やしたかったんだろうか?そういう人生もきっと素晴らしい世界が広がっていたのではないでしょうか。一応書いておくとそういう犠牲になることをぼくは賛美するわけでも貶めるような他意もありません。そこはご了承ください。

さて、今回のタイトルの三点リーダー。・・・・・・。こんなやつ。「行間を読む」なんていうのはその名の通り行と行の間に隠されたものや、三点リーダーの内容を考える事ですね。なんでこれをタイトルに据えたかというとですね、この時代の楽しみ方って、三点リーダーみたいな感じじゃないか、と思うんです。三点リーダーには色々な感情が隠されていて、それが沈黙として表現されていて、客が好きなように解釈できるようになっていて、すごく好きなんです。言葉では表現しきれないものが沈黙ってすごくかっこいい。ボクらの時代は一言では表せないぐらい、いろんなものが生まれる時代なんじゃないかな、まるで三点リーダーのような時代なんじゃないかな、なんて思ってるんです。だからそんな時代こそ、自分の好きなことをある意味自分のエゴで勝手に楽しんでいいのではないでしょうか。発展とか考えずに自分の存在意義を自分がやりたいことをするために、と決めれる時代なのではないでしょうか。そしてそれはきっと芸術の始まり、原点なのでしょう。芸術を始める敷居が低くなった時代。存在意義を自分にだけ求める。それを当たり前にできる人はいるんでしょうが、僕みたいなやつにもそれが出来るようになった時代。



当たり前に自分の存在意義を自分で決めれる人、僕の中では大塚広輝です。あいつは自分のやりたいことがすごくはっきりしてて、常に自分になにがやりたいかを問い、その答えに必ず従う。それは自分のために生き続けられる覚悟があるからなんだろうなぁ、とおもいます。そういうところが人間として見習うべきところだし、この時代にものすごくあってるやつなんじゃないかな。そんなやつが選んだ演劇、そして同志社小劇場。彼の心を掴んだ同志社小劇場のお芝居を是非見に来てください!

同志社小劇場10月引退公演
『ゲゲゲのげ〜逢魔が時に揺れるブランコ〜』
演出:和田見慎太郎
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール
京都の学生劇団、同志社小劇場のブログです。

同志社小劇場

Author:同志社小劇場
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる